石原 |
政治家として何を目指してこられましたか。
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今津 |
憲法の前文に「国際社会において名誉ある地位を占めたいと思う」と書いてあります。そういう国になるために、私自身が寄与したいというのが不変の信条です。ですから安全保障問題やそのために必要な憲法改正を実現することが、私の政治家としての使命だと思っています。
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石原 |
はあ。
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今津 |
第二の使命は、北海道6区選出の代議士ですから、旭川と上川の発展に大いに努力をしたいということです。
そして、子供たちの将来のために、よりすばらしい教育環境を実現していくことです。
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石原 |
「世界で尊敬される国」としては、現在の日本はどのようだと思っておられますか。
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今津 |
中国の人も一番旅行したい国は日本だといいます。韓国の人は「一番嫌いな国民は日本人だ」といい、同時に「一番尊敬している国は日本だ」と言います。
ただこれは日本と言う国が第二次大戦後の廃墟から、世界のトップクラスの経済的発展をとげた粘り強さや熱心さに対して海外からの尊敬なのだろうと思います。それに加えて、これからは「国際貢献」が求められています。困っている人がいれば積極的にこれを助けに行くことです。私が防衛問題を一生懸命にやっているのは、そんなことのためなのです。
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石原 |
なるほど。
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今津 |
今までは、日米安保の下に我が国の防衛は米国にゆだね、経済至上主義で経済発展を遂げてきました。平和憲法を唱え、一国平和主義で、内向きに済ましてきましたが、「我が国は国際社会の中で名誉ある地位を占めたいと思う」という憲法前文の理念のもとに、これからは国際貢献をしていかなければなりません。
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石原 |
これからは単に汗を流すだけでは済まないことを、日本人も覚悟しなければなりませんね。
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今津 |
近年はかなり危険なところにも行っていますが、それでも死んだ自衛官がいないというのは奇跡です。
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石原 |
日本は今まで本当に危険なところは避けて通してきましたよね。
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今津 |
それはそうですが、この前私は師団長にお願いして、留萌からゴラン高原に派遣されていた隊長と二人だけで話し合ったことがあります。まだ40歳前後の青年でした。彼らは、「現憲法の下では任務を遂行できない」という野田政権の指示で、任務期間半ばで撤収してきたのです。
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石原 |
はあ。
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今津 |
任務を完了せずに帰ってきた無念さがあるはずなので、「なにか考えることや言いたい事がありますか。」と聞きいたら「私の最大の任務は隊員全員一人も失うことなく、日本の家族のもとに無事帰すことでしたから、私に後悔はありません。」と答えました。立派でしたね。そのように日本の自衛隊は海外に行って尊敬されています。彼らはみなまだ若い青年ですよ。
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