今津 |
僕は新年の自民党の仕事始めに言ったことですが、今年の11月にある市長選で新たに選ばれるべき旭川市長は、「第一に経済を活性化できる政策をきちっと打てる人。第二にグローバルにしっかりと認められるような行動と発想ができる人。第三に、近隣市町村の兄貴分として地域全体の発展をリードしていける人。」という3点を上げました。今の西川市長がこれに値する人かを検証しながら候補者を立てていこうと思っています。
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石原 |
今の市長は、その辺りはどうなのでしょうか。
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今津 |
残念ながら近隣の市町村長の方々にお聞きすると、旭川市長と道北の将来について語ることはほとんどないようです。
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石原 |
そうなんですか…。
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今津 |
私も西川さんから今まで、「旭川市をぜひこうしたい」とか「上川全体がこうなってほしい」等というお話は聞いたことがないのですよ。
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石原 |
はあ
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今津 |
今の市長は自ら私に陳情に来ることもありません。昨年暮れの国家予算の編成の際に各地の知事や市長村長は陳情のために上京してきました。でも旭川市長は私にメールで要請してきたのですよ。何を考えているのですかねぇ。
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石原 |
西川さんは、誰にでも礼儀正しいようですし、年齢もまだ40歳代でこれからだと思うのですが、市長としてはもの足りませんか。
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今津 |
一分一秒を惜しんで、使える手はどんな手を使ってでも、この旭川市の未来を切り拓く努力を続けなければならないのが政治家です。
この地域選出の代議士で、政権与党の一員の私を道北のためとことん利用して欲しいのです。
でも西川市長自らが懸命になって相談されることなど今まで一度もなかったですよ。
選挙は選挙で割り切って、お互いに故郷のために力を合わせなければならないと思いますのに。ほんとに残念ですね。
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石原 |
本気でやる気のある市長なら、先生の力を大いに使おうとするのが当然です。その点はマスメディアの記者の方々と話しをしていても「困ったものだ」と言い、中央紙などの方々は最後には「選んだのは市民なのだから、悪いのはあなた達なのだ」と僕らに批判の矛先が向けられます。
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今津 |
いま国は本気で地方再生を考えていますし、自分で切り拓こうと努力するところにはもちろん応援を惜しみません。
あのタオルで有名な今治市なんかスゴいですよ。中国製の安いタオルに押されて壊滅しそうだったタオル工場群を、地域一丸となって盛り返して来ました。今治の市長にお会いしても本当に熱心な方ですよ。
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石原 |
はあ
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今津 |
商店街だって蘇っているところがいくつもあります。そういうところは大胆な施策、目を見張るようなプランを持って国にも応援を頼みに来ます。そういうところの市長や町長はともかく良く勉強をしていますし、情熱あふれんばかりの人達です。
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石原 |
我が旭川市もどんどん人口が減ってきて、いつの間にか34万人台になってきています。本当に再生のために今こそ頑張らなければなりませんね。
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