番外編「優佳良織の手順を、少しだけご紹介」
優佳良織の織元、木内綾さんとの対談の中で登場した
優佳良織の手順を、ほんの少しご紹介します。
〔ハンドカード〕複雑な自然の色を出すために、何色かのバラ毛をよく混ぜ合わせます。
〔糸紡ぎ〕バラの毛束を手に持ち、指先で調節しながら微妙な色糸をつくる非常にデリケートな作業です。
〔整経〕織る作品の幅と長さ、密度などに応じて経糸を一定の長さに分け、織り幅に合わせて本数を揃える作業です。
〔綜絖通し〕平行に張られた経糸を組織図に合わせて上下させ、緯糸を通す道をつくります。
〔機織り〕織る作品によって、細い糸、太い糸、ソフトな糸、堅い糸などと違ってきます。それぞれに機の締め方と全体の糸の張りの調子も違います。
>>さて次回は、ユナイテッドアローズの
常務取締役クリエイティブディレクター、
栗野宏文氏との対談の様子です。
お楽しみに。
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2006 spring
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木内綾と優佳良織略歴
昭和37年「優佳良織工房」発足
昭和43年-開道百年記念式典にご来道の昭和天皇・皇后両陛下に献上
昭和45年優佳良織民芸館 開館
昭和48年「日本の美術展」招待出品(パリ市)
昭和51年ハンガリー国際織物ビエンナーレ招待出品/「日本工芸展」招待出品(スペイン・バルセロナ市)
昭和52年日本民芸公募展、最優秀賞/「日本伝統・現代工芸展」招待出品(ギリシャ・アテネ市)
昭和53年国際織物ビエンナーレ、金賞
昭和55年優佳良織工芸館 開館
昭和57年「優佳良織・木内綾展」(東京・大阪・九州)読売新聞社主催
昭和58年ニュージーランド・国立オークランド博物館主催「木内綾展」/奈良薬師寺に「旙」四流奉納
昭和61年国際染織美術館 開館
昭和62年日本現代工芸美術展招待出品、内閣総理大臣賞/北海道文化賞
平成元年通産省ふるさと再発見、通産大臣賞
平成3年雪の美術館 開館
平成7年文化庁長官賞
平成10年北海道功労賞
平成12年「優佳良織/木内綾作品展」朝日新聞社主催(東京・神戸・名古屋)
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